Neumann NDH-30 をバランス接続で鳴らす

ひょんなことから、マイクをはじめとした業務用機器で有名な Neumann が、ヘッドホンを出していることを知った。 ヘッドホンとしては、密閉型 NDH-20 と 開放型の NDH-30 の2機種である。

Neumann headphones are designed to present the same carefully balanced and precise sound image as a perfectly aligned Neumann KH loudspeaker system. This allows you to switch between the two seamlessly and mix with the same confidence, whether you’re on the road or in the studio.

上記の製品紹介には、Neumann のスピーカと同じように使えるように設計されているという。 試聴することなく購入してしまった。 ヘッドホン側の端子は 2.5mm 4極で、バランス入力可能だという。 さっそくバランス接続で鳴らすことを試みた。 困るのは、ヘッドホン側の 2.5mm 4極の端子が細長くかつロックされる仕様であることだ。

調べてみると、AliExpress で見た目が同じで、4.4mm バランス端子付きのケーブルが売られている。 早速購入して試してみた。 Balance HPA-12 ヘッドホンアンプで鳴らしてみたが、なんか変な音がする。 もしかしてと調べてみると、マイナス側が左右で導通している。 ヘッドホン側の 2.5mm 4極端子のほうを分解してみると、左右の結線がつながっているのがわかった。 

細心の注意をして、線を剥がし再接続を行ったが、端子端が図にあるように薄いプリント基板で、配線材が太いこともあって、銅箔が剥がれてしまった。 瞬間接着剤を用いて銅箔を固定し、肺穿刺直したが、カバーをつけるときにねじれて壊れてしまった。 万事休す。 AliExpress を眺めていたところ、端子のみの商品がみつかった。 これが NDH-30 のバランス接続への正解! 我が家のバランス接続ヘッドホンアンプの出力は XLR4 端子なので、端子カバーからみて細めの線を用いて作成した。

バランス接続してみると、従来のアンバランスと比較して低域の分離が若干よくなったのみで、意外にアンバランス接続が健闘しているように思った。 ガラッと変わったという感じはなかった。 NDH-30 は、リファレンスCDでのピアノのキータッチの違いをなんとか鳴らしてくれる。 この意味であれば他によいヘッドホンがある。 しかしながら、NDH-30 はいわゆるプロ用のヘッドホンであり、正確な音の確認や編集のために作られている。 日本では、S○ny のヘッドホンが有名だが、これらのヘッドホンは、リファレンスCDでのピアノのキータッチの違いは全く聞き取れない。 AKG の K240シリーズは日本製に比べればよいが、普段から使いたいとは思わない。 これまで、プロ用のヘッドホンは、ノイズの確認や破綻の有無の確認ために用いられると思っていたが、NDH-30 を使ってみて、そういった機能に加えて、リスニング用にも耐えられるヘッドホンだと思う。 あまりレビューをみないヘッドホンであるが、おすすめしたい。   

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